ローリング療法とは

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ローリング療法とは純国産の手技療法

ローリング療法とは接骨院を営んでいた蓑原右欣氏が自身の交通事故の後遺症を克服する為に研究を続けてきた結果、辿り着いた身体に優しい手技療法です。

柔道整復と同じ「純国産」の手技療法といえるでしょう。その特徴は「ローリング器」による独特の治療法であり、40を超える大小様々な「ローリング器」を頭/首/肩/腰/腕/手/足とその部位と症状に合わせて使いこなし、患部の状態を診察、治療を行います。

ローリング療法の治療を見て、誰もが思うのが「玉を転がすだけなの??」という疑問です。確かに、ローリング療法の治療はローリング器を体中に転がす事が基本となります。ですが、これは「単に転がしているだけ」ではありません。ローリング療法を行う「療法士」はこのローリング器を通して、身体のメッセージを受け取っているのです。

その「手では感じられない、わずかな身体のメッセージ」が、ローリング療法で言うところの「擽感(りゃっかん)」「硬結(こうけつ)」「うっ血(うっけつ)」となります。つまり、ローリング療法の治療とはローリング器を通して身体のメッセージである「擽感(りゃっかん)」「硬結(こうけつ)」「うっ血(うっけつ)」を受け止め、そのメッセージから導き出される身体の異常を整えるものなのです。

それでは次に「擽感(りゃっかん)」「硬結(こうけつ)」「うっ血(うっけつ)」について説明をします。

1.1 擽感とは=(感覚神経の過敏により表出する『くすぐったさ』)

ローリング療法独特の症状表現がこの「擽感(りゃっかん)」です。初めてローリング器を体にローリングされた時、誰もが「くすぐったい/こそばい」感覚を覚えまが、これがローリング療法でいう「擽感(りゃっかん)」という現象であり、感覚神経に生じている異常の証左となります。

健康であればこの「擽感(りゃっかん)」は感じません。本来は「くすぐったい」という感覚を覚えないはずの場所で、「くすぐったい」と感じる事は何かしらの原因によって「感覚神経に異常が起きている」という事なのです。

ローリング療法では体表に現れるこの「擽感(りゃっかん)」を浮き彫りにし、その原因を見極めた上でローリング器によって体を整えていきます。 そして、整えられた体からは「擽感(りゃっかん)」が消え去ります。それは「感覚神経(知覚神経)」が正常に機能している証左となります。正常な神経機能を取り戻した身体は必要な場所に必要な量の血液(栄養や酸素)を送り出す事ができるようになりますので、身体に発症していた各種症状は人間が本来持っている「自然治癒力」によって改善されていきます。

つまり、ローリング療法とは何かしらの原因で滞っていた「人間が本来持つ治癒力」を整え、患者様自身によって症状を改善させる「きっかけ」を作る手技療法なのです。

1.2 硬結(こうけつ)とは=(感覚神経の過敏により表出する『筋肉のコリ』)

硬結(こうけつ)とはローリング器を通して伝わってくる「身体のメッセージ」の1つです。手で体の表面をなぞっただけでは中々感じることができませんが、ローリング器を通してみると「コリコリ」とした「しこり」のようなものが体に散らばっている事がわかります。これが「硬結(こうけつ)」と呼ばれる「しこり」です。

この「しこり」の上をローリング器で転がしてみると、強い「擽感(りゃっかん)=くすぐったさ」を感じるか、「痛み」を感じます。それはこの「硬結(こうけつ)」が生じている部位の神経が「過敏状態」にある事を示しています。神経が過敏状態にあるからこそ、わずかな圧力しかかけないローリング器にすら「擽感(りゃっかん)」や「痛み」を自覚してしまうのです。

では、硬結(こうけつ)とは何なのか。それは局所的な血液循環障害によって起こる筋肉の緊張であり、静脈上に起こるうっ血症状です。筋肉は緊張する事によって固くなり、柔軟性を失います。結果、筋肉を走る血管が固まってしまった筋肉に圧迫されてしまい、十分な栄養や酸素を送れなくなってしまうのです。結果、筋肉のガソリンとなるべき血液が循環せず、また血液を通して排出されるべき老廃物がそこに停滞してしまい、筋肉は徐々に疲れ果て「硬結(こうけつ)」を起こし、停滞した血液は「うっ血」してしまうのです。

そして「硬結(こうけつ)」を起こした部位には感覚神経の異常が「擽感(りゃっかん)」「痛み」となって現れ、その症状はローリング器を通して「療法士」へと伝わってきます。

療法士はその「硬結(こうけつ)」の場所を読み取り、「擽感(りゃっかん)」の程度を把握した上で「硬結(こうけつ)」部位の緊張をほぐし、「うっ血」を取り除く事で、滞っていた血液循環を正常なものへと整えていくわけです。

※「硬結(こうけつ)」「うっ血」とはローリング器による極めて小さな圧によって感じることができる皮膚上の症状です。素手で無闇に行うと、「硬結(こうけつ)」「うっ血」を潰してしまいますのでご注意下さい。大切なのは「潰す(負荷をかける)」のではなく「整える」事なのです。

1.3 うっ血とは=(「硬結(こうけつ)」によって起こる『血流の停滞』)

「うっ血(うっけつ)」もまた、ローリング療法独特の症状表現です。筋収縮が「硬結(こうけつ)」へと転じ、コリ固まった筋肉に圧迫された血管は正常な血液循環機能を失ってしまいます。そして「循環」する事ができなくなった血液が滞ってしまい、静脈に現れるのが「うっ血」と呼ばれる現象です。

血液は「循環」する事によって酸素や栄養を体の隅々まで届け、また不要なものを体の隅々から受け取ります。つまり「循環」によって「代謝」が図られているのです。「うっ血(うっけつ)」とは正に「循環/代謝機能」の停滞を意味する現象ですから、当然身体には様々な症状が出てしまいます。

ローリング療法ではそうした身体の不調の原因となる「うっ血(うっけつ)」状態を見極め、「潰す」事無く「整える」事で血液の循環を再開させ、身体の「代謝機能」を正常なものへと戻していきます。